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HIITは高齢者の死亡抑制に有益か

2020年10月17日  British Medical Journal

ノルウェー・トロンハイムで、5年間の監視下の運動が高齢者(70-77歳)の死亡率にもたらす効果を無作為化試験で検討。1936年から1942年の間に生まれた1567例を週2回の監視下高強度インターバルトレーニング(HIIT、最大心拍数の90%の強度)群、週2回の中強度持続トレーニング(MICT、最大心拍数の70%の強度)群、国の運動ガイドライン推奨(対照)群に無作為に割り付けた。 その結果、HIIT群+MICT群と対照群の全死因死亡率に差は認められなかった。MICT群およびHIIT群をそれぞれ対照群(観察された死亡率4.7%)と比較したところ、HIIT群で絶対リスク減少率1.7%ポイント(ハザード比0.63、95%CI 0.33-1.20)、MICT群で絶対リスク増加率1.2%ポイント(同1.24、0.73-2.10)だった。HIIT群とMICT群を比較すると、絶対リスク減少率は2.9%ポイント(同0.51、0.25-1.02)だった。HIIT群で、MICT群およびコントロール群に比べて死亡率が低下する傾向が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こ...