かかりつけ医受診の座骨神経痛、早期理学療法紹介で転帰良好

プライマリ・ケア初診から90日未満の急性座骨神経痛成人患者220例を対象に、プライマリケア医から理学療法への早期紹介が転帰にもたらす影響を無作為化比較試験で検討。早期理学療法群では1回の教育セッション後に4週間の理学療法へ紹介し、通常治療群では1回の教育セッションのみを実施した。 その結果、6カ月時のOswestry Disability Index（OSW）スコアのの改善度は、早期理学療法群の方が通常治療群よりも高く（相対差－5.4点、95％CI －9.4点-－1.3点、P＝0.009）、4週時もOSWスコアおよび一部の副次的評価項目は早期理学療法群の方が良好だった。1年時のOSWスコア（同－4.8点）および背部痛強度（同－1.0点）の群間差は早期理学療法群の方が良好で、治療成功の自己報告率も早期理学療法群45.2％、通常治療群27.6％だった（相対リスク1.6、1.1-2.4）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。...