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日本の特定保健指導に心血管危険因子の改善効果見られず

2020年10月18日  専門誌ピックアップ

日本国内で2013-18年に特定健診(特定健康診断)を受けた40-74歳の男性7万4693人を対象に、肥満と心血管リスクに対する特定保健指導と健康転帰の関連を検討。特定検診で腹囲85cm以上かつ心血管危険因子1項目以上に該当する男性を特定保健指導の対象とした。 特定保健指導で、1年後の体重減少(調整差−0.29kg、95%CI −0.50-−0.08、P=0.005)、BMI低下(同−0.10、−0.17-−0.03、P=0.008)、腹囲減少(−0.34cm、−0.59-−0.04、P=0.02)が認められたが、関連性は経時的に弱くなり、3-4年後には有意性がなくなった。特定保健指導と1-4年後の収縮期血圧、拡張期血圧、HbA1c値、LDLコレステロール値の変化との関連性には科学的根拠が認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください...