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妊娠中の飲酒が出生児の脳発達に影響

2020年10月19日  American Journal of Psychiatry

Adolescent Brain Cognitive Development Studyに参加した9.0-10.9歳の小児9719例を対象に、母親の妊娠中のアルコール摂取と心理、行動および神経発達転帰の関連を検討。親の報告から、2518例(25.9%)に出生前アルコール曝露が確認された。 出生前のアルコール曝露によって、程度を問わず重度の精神病理、注意欠陥および衝動性と関連し、一部の作用に用量依存反応が見られた。出生前にアルコール曝露歴のある小児は、アルコール曝露のない小児と比べて脳容積、局所容積および局所表面積が大きいことが示された。安静時機能結合性は子宮内アルコール曝露歴のある小児ではほとんど変化しなかった。子宮内アルコール曝露歴のある青少年で、ベースラインおよび追跡期間1年時の一部の心理、行動転帰が、脳構造の差により部分的に説明できるものだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...