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がん切除後高齢者の機能転帰を自宅療養日数で評価

2020年10月20日  JAMA Surgery

カナダのオンタリオ州で、新たに診断を受けたがんの切除術を施行した70歳以上の患者8万2037例の転帰を検討。がん切除術後5年間の施設療養日数が年間14日以内を長期在宅、14日超を短期在宅と定義し、在宅時間の長短で機能転帰を評価した。 その結果、患者1例当たりの生存日数当たり在宅日数中央値は、術後1年目が0.98、2、3、4、5年目がそれぞれ0.99と高値だった。長期在宅の割合は術後1年目70.3%、5年目53.2%だった。加齢(85歳以上:ハザード比2.11、95%CI 2.04-2.18)、術前のフレイル(同1.74、1.68-1.80)、物質的剥奪状況(第5五分位:同1.25、1.20-1.29)、地方在住(同1.14、1.10-1.18)、高強度の手術(同2.04、1.84-2.25)、消化器がん(同1.23、1.18-1.27)、婦人科がん(同1.31、1.18-1.45)、中咽頭がん(同1.05、0.95-1.16)に短期在宅との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で...