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重症COVID-19、早期気管切開で人工呼吸離脱が早まる

2020年10月22日  専門誌ピックアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で三次医療機関の集中治療室(ICU)に入院し気管切開を要した患者50例(平均年齢63.8歳、男性66%)を対象に、気管切開の合併症、安全性および実施のタイミングを前向きコホート研究で評価した。 その結果、挿管から気管切開までの期間中央値は9日だった。甲状下筋アプローチは46例(92%)で完了し、気管切開の標準化プロトコールは40例(80%)で適切に達成された。外科医による個人用保護具も適切に用いられ、最終気管切開実施4週間後の検査で外科医に感染は認められなかった。術後合併症はまれで、主な合併症は軽度出血(6例、12%)だった。早期実施(10日以内)の方が後期実施(11日以上)よりも離脱成功率が高く(修正ハザード比2.55、95%CI 0.96-6.75、有意差なし)、侵襲的機械換気の必要期間は早期実施群の方が後期実施群より短かった(平均18日 vs. 22.3日)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カン...