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治療不要の前立腺がん、MRI画像で識別可能

2020年10月23日  European Urology

前立腺特異抗原(PSA)値上昇が見られる前立腺がん疑い患者178例を対象に、経会陰式マッピング生検(TPM)で判断した治療を要するがん(significant cancer)と治療不要のがんのマルチパラメトリックMRI(mpMRI)上の病変の特徴を比較した(Prostate MRI Imaging Study)。 その結果、治療を要するがんでは、治療不要のがんに比べて2個以上の病変保有率(67% vs. 37%、P<0.001)、インデックス病変の平均体積(0.68mL vs. 0.50mL、ウィルコクソン検定のP<0.001)、視認度のリッカート尺度スコア4-5の割合(79% vs. 22%、P<0.001)が高く、見かけの拡散係数(ADC)の平均値は低かった(0.73 vs. 0.86、ウィルコクソン検定のP<0.001)。ロジスティック回帰モデルの解析で、リッカート尺度スコア3のインデックス病変がある患者でのlog2PSA密度およびインデックス病変のADCは治療を要するがんの有意な予測因子だった(交差検証受信者動作特性曲線下面積0.77)。 この記事への読者の皆様(医師)からの...