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良性疾患での子宮摘出、手術時間延長でVTEリスク上昇

2020年10月24日  専門誌ピックアップ

米国外科学会の手術の質改善プログラムデータベースに登録された子宮良性疾患で子宮摘出術を施行した患者7万606例を対象に、手術時間による術後の静脈血栓塞栓症(VTE)リスクへの影響を二次解析で検討した。 その結果、30日時VTE発症率は0.4%だった。VTE発症者で肥満、入院手術施行、平均子宮重量高値の確率が高かった。手術時間60分延長で30日時VTE発症オッズが35%増加した(調整後オッズ比1.35、95%CI 1.25-1.45)。手術時間60分延長当たりのVTEオッズは腹式術群(同1.49、1.35-1.65)、腹腔鏡術群(同1.20、1.05-1.38)および膣式術群(同1.27、0.97-1.66)だった(P=0.01)。手術時間がVTE発症に及ぼす影響は、BMIや年齢増加の影響を受けなかった(それぞれP=0.66、0.58)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しく...