1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 突発性感音難聴、関節リウマチ併存で重症度高く予後不良

突発性感音難聴、関節リウマチ併存で重症度高く予後不良

2020年10月24日  専門誌ピックアップ

関節リウマチ(RA)患者は突発性感音難聴のリスクが高いことを報告した既報を受け、RAがある突発性感音難聴患者47例とRAがない突発性感音難聴患者431例の臨床症状および聴力回復度を後ろ向きに比較。RAなし群全例およびRAあり群の21例にステロイド経口投与(OS)、RAあり群の26例にステロイドの経口投与と鼓室内投与(IS+OS)による治療を実施していた。 その結果、初回の平均難聴レベルはRAあり群68.5dB、RAなし群55.1dB、最終的な平均聴力閾値は52.3dB、34.8dB、重度難聴発生率は48.9%、32.9%、非回復率は48.9%、27.6%といずれもRAあり群の方が高く、平均聴力改善度は16.1dB、20.3dB、部分的回復率は12.8%、28.8%とRAあり群の方が低かった(いずれもP<0.05)。RAあり患者のIS+OS群はOS単独群よりも平均聴力改善度が高く(21.1dB vs. 10.0dB)、非回復率が低かった(30.8% vs. 71.4%、いずれもP<0.05)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコ...