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潰瘍性大腸炎のcobitolimod、P2bの結果良好

2020年10月24日  専門誌ピックアップ

中等症ないし重症の左側潰瘍性大腸炎患者211例を対象に、Toll様受容体9(TLR9)を活性化するcobitolimodの有効性と安全性を第IIb相無作為化二重盲検用量範囲探索試験で検討した(CONDUCT試験)。 その結果、6週時のMayoサブスコア(直腸出血、排便回数、内視鏡所見)で判定した臨床的寛解達成率は、プラセボ群よりもcobitolimod 250mg 2回投与群で高かった(7% vs. 21%、オッズ比3.8、80%CI 1.5-9.5、片側のP=0.025]。31mg 2回投与群(13%、同2.0、0.7-5.5、P=0.18)、125mg 2回投与群(5%、同0.7、0.2-2.2、P=0.66)、125mg 4回投与群(10%、同1.4、0.5-3.9、P=0.33)はプラセボ群と有意差がなかった。治療下で発現した有害事象がプラセボ群21例(48%)、31mg 2回投与群10例(25%)、125mg 2回投与群17例(40%)、125mg 4回投与群15例(36%)、250mg 2回投与群18例(43%)に認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメント...