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深層学習で敗血症性AKIのサブ表現型を特定

2020年10月26日  専門誌ピックアップ

集中治療室(ICU)入室後48時間以内に急性腎障害(AKI)を発症した敗血症患者4001例のバイタルサイン、検査測定値、併存疾患情報を用いた深層学習を使用して敗血症性AKIのサブ表現型を特定した。 K平均法により3つのサブ表現型が特定され、患者1443例がサブ表現型1、1898例がサブ表現型2、660例がサブ表現型3に分類された。サブ表現型1で肝疾患発生率および簡易急性生理学的スコアが最も低く、ビリルビン、アスパラギン酸アミノ基転移酵素、アラニンアミノ基転移酵素、乳酸、乳酸脱水素酵素および白血球数の中央値、クレアチニンおよび尿素窒素(BUN)の値が最も低かった。慢性腎疾患(CKD)患者の割合はサブ表現型1および3でともに15%だったのに対して、2は21%と高かった。透析を要した割合はサブ表現型1で4%、2で7%、3で26%、AKI発症後28日時死亡率は23%、35%、49%といずれもサブ表現型1が最も低かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カ...