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トシリズマブに中等症COVID-19の死亡抑制効果みられず

2020年10月28日  New England Journal of Medicine

機械換気を実施しない中等症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者243例(男性58%、年齢中央値59.8歳)を対象に、インターロイキン(IL)-6受容体遮断薬トシリズマブの有効性を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討した。 その結果、プラセボ群と比較したトシリズマブ群のハザード比は、挿管または死亡0.83(95%CI0.38-1.81、P=0.64)、疾患増悪1.11(0.59-2.10、P=0.73)だった。14日時の病勢増悪率は、トシリズマブ群18.0%、プラセボ群14.9%だった。酸素補給中止までの期間中央値はトシリズマブ群5.0日、プラセボ群4.9日だった(P=0.69)。トシリズマブ投与群はプラセボ投与群よりも重篤な感染が少なかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...