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子宮頸がん検診の受診率、低・中所得国で大きなばらつき

2020年10月30日  Journal of the American Medical Association

低・中所得国(LMIC)の子宮頸がん検診生涯受診率の国と地域によるばらつきを調査すべく、2005-2018年にLMIC 55カ国で実施した全国世帯調査を解析した。主要評価項目は、自己申告による子宮頸がん検診受診歴の有無の回答とした。 女性112万9404例を解析対象とした(54万2475例が30-49歳)。受診歴ありと回答した30-49歳の女性の国別の割合は、中央値で43.6%だった。受診率は、中南米およびカリブ海諸国が最も高く(中央値84.6%)、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国が最も低かった(同16.9%)。子宮頸がん検診の自己申告による生涯受診率には、地域内の国の間、および1人当たりの国内総生産と国民医療費が同等の国の間でばらつきが大きかった。農村地域居住、低学歴または低世帯収入の女性で受診率が低い傾向にあった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認...