減量成功2型DMで膵臓の形態学的異常が改善

プライマリ・ケアでの集中的な食事指導による体重管理の2型糖尿病寛解効果を検討したDiRECT試験の事後解析で、2型糖尿病寛解による膵形態の改善を検討。体重管理群（64例）と標準治療群（26例）、さらに体重管理群と患者背景を一致させた非糖尿病群（25例）のデータを分析対象とした。 その結果、試験開始時の膵体積は全糖尿病群61.7±16.0cm3、非糖尿病群79.8±14.3cm3（P＜0.0001）で、24カ月時の膵体積増加量は体重管理による減量成功例9.4cm3、無効例6.4cm3だった（P＝0.0008）。糖尿病群は、非糖尿病群に比べて試験開始時の膵の辺縁が不整だったが（フラクタル次元1.138±0.027 vs. 1.097±0.025、P＜0.0001）、減量成功例のみ正常化した（同1.099±0.028）。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 （全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...