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TKAでの携帯型ナビシステムKneeAlign 2の有用性

2020年10月31日  The Journal of Bone & Joint Surgery

日本国内の5施設で人工膝関節全置換術(TKA)を施行した原発性内反変形性膝関節症患者90例を対象に、臨床診療での加速度センサーを用いた携帯型ナビゲーションシステムKneeAlign 2のアライメント精度改善効果を前向き無作為化比較試験で検証した。 ナビゲーションシステム使用による合併症は認められず、手術時間も従来法(大腿骨髄内ガイドおよび脛骨髄内ガイド)と有意差はなかった。術後6カ月時に撮影した下肢全体の加重位X線画像で経験豊富な外科医がアライメントを評価した結果、機能軸からの大腿骨コンポーネント(P=0.01)、脛骨コンポーネント(P<0.01)、股関節-膝関節-足関節角(P<0.01)の絶対差は、ナビゲーション群の方が従来法群よりも小さかった。アライメント外れ値(機能軸から2°超の誤差)発生率は、脛骨コンポーネントでナビゲーション群9%、従来法群31%、股関節-膝関節-足関節角で27%、49%で、いずれもナビゲーション群の方が低かった(P=0.01、0.04)。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になり...