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アトロピン0.01%点眼薬で小児の近視進行を抑制

2020年10月31日  JAMA Ophthalmology

中国で6-12歳の両眼近視患者220例を対象に、アトロピン0.01%点眼薬による近視進行および眼軸長伸長の抑制効果を無作為化プラセボ対照試験で検討。試験開始時の屈折異常の平均値は-2.58D、眼軸長は24.59mmで、1年後に159例を評価した。 その結果、1年時の平均近視進行度はアトロピン群-0.49D、プラセボ群-0.76D(平均差0.26D、95%CI 0.12D-0.41D、P<0.001)、近視進行度の相対低下率は34.2%だった。平均眼軸長伸長量はアトロピン群0.32mm、プラセボ群0.41mm(同0.09mm、0.03mm-0.15mm、P=0.004)、眼軸長伸長量の相対低下率は22.0%だった。0.50D以上の近視進行が見られた患者の割合はアトロピン群51%、プラセボ群69.9%、1.00D以上では13.2%、34.9%だった。アトロピンに関連する重篤な有害事象は報告されなかった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...