抗Siglec-8抗体lirentelimab、P2で好酸球性胃/十二指腸炎が改善

症候性の好酸球性胃炎および好酸球性十二指腸炎またはそのいずれかがある成人患者65例を対象に、抗Siglec-8抗体AK002（lirentelimab）の有効性を多施設共同二重盲検プラセボ対照無作為化第II相試験で評価。主要評価項目は最終投与2週間後の胃腸好酸球数の平均変化率とし、AK002統合群（高用量群＋低用量群）とプラセボ群を比較した。 その結果、胃腸好酸球数の平均変化率は、AK002統合群－86％、プラセボ群9％だった（最少二乗平均差－98％ポイント、95％CI －121-－76、P＜0.001）。AK002群の63％、プラセボ群の5％に治療効果が認められた（差58％ポイント、95％CI 36-74、P＜0.001）。総症状スコアの平均変化率は、AK002群で－48％、プラセボ群で－22％だった（最少二乗平均差－26％ポイント、95％CI －44-－9、P＝0.004）。AK002による有害事象は、軽度ないし中等度の注入反応発現率を除き（AK002統合群60％、プラセボ群23％）、プラセボと同等だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらか...