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トシリズマブにCOVID-19肺炎の進行抑制効果認めず

2020年11月2日  JAMA Internal Medicine

イタリア国内24施設に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)肺炎で入院した126例(年齢中央値60.0歳、男性61.1%)を対象に、臨床的増悪に対するトシリズマブの効果を非盲検無作為化臨床試験で検討。123例をintention-to-treat解析の対象とした。 その結果、トシリズマブ群28.3%、対照の標準治療群27.0%に無作為化後14日以内の臨床的悪化が認められた(率比1.05、95%CI 0.59-1.86)。トシリズマブ群2例、標準治療群1例が30日以内に死亡、それぞれ6例、5例に挿管を実施した。中間解析の結果、無益性のため試験は早期中止された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...