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新規抗菌薬cefiderocol、P3で最善治療と同等の効果示す

2020年11月3日  専門誌ピックアップ

18歳以上の重篤なカルバペネム耐性グラム陰性菌感染症患者150例 を対象に、無作為化非盲検多施設共同第3相試験で新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬cefiderocolの治療効果を既存薬を用いた最善の治療と比較(CREDIBLE-CR試験)。主要評価項目は、院内肺炎・血流感染・敗血症患者では臨床的治癒率、複雑性尿路感染症患者では除菌率とした。 ITT解析集団118例での院内肺炎患者の臨床的治癒率はcefiderocol群50%、最善の治療法群53%、血流感染または敗血症患者の臨床的治癒率は43%、43%だった。複雑性尿路感染症患者の除菌率はcefiderocol群53%、最善の治療群20% だった。安全性解析を行った150例での有害事象発現率はcefiderocol群91%、最善の治療群96%、死亡率は34%(34例)、18%(9例)で、最善の治療群の死亡1件は被験薬と関連ありと判定された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは...