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AFのアブレーションにエタノール注入併用が有効

2020年11月3日  Journal of the American Medical Association

未治療の持続性心房細動(AF)患者343例を対象に、カテーテルアブレーション(焼灼)にマーシャル静脈内エタノール注入併用の効果を無作為化単盲検試験で検討(VENUS試験)。患者をアブレーション単独群(158例)とエタノール注入併用群(185例)に割り付けた。主要評価項目は、6カ月時と12カ月時ともに抗不整脈薬を使用せず1回の手技でAFまたは心房頻拍が見られない時間が30秒を超えることとした。 併用群185例中155例でエタノール注入が成功した。主要評価項目を達成した患者の割合は併用群49.2%、単独群38%だった(差11.2%[95%CI 0.8-21.7%]、P=0.04)。副次評価項目のうちAF負荷、複数回の手技後のAFなし、僧帽弁輪部ブロックの成功は併用群で有意に改善した。有害事象は両群同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。...