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蛍光ガイド下手術でOSCCの局所再発率改善せず

2020年11月5日  専門誌ピックアップ

高度異形成、上皮内がんまたはT1-T2の口腔扁平上皮がん(OSCC)患者433例を対象に、従来の白色光ガイド下の手術と比べた口腔内蛍光観察装置を用いた蛍光ガイド下手術による局所再発率改善効果を無作為化臨床試験で検証。患者の平均年齢は61.5歳、59.6%が男性、追跡期間中央値は52カ月だった。主要評価項目は局所再発とし、組織学的に確認した切除断端陽性、領域リンパ節または遠隔転移および腫瘍死とした。 3年局所再発率は蛍光ガイド手術群9.4%、従来手術群7.2%だった(差2.2%、95%CI −3.2%-7.4%)。他の評価項目もほぼ同じ結果で、切除断端陽性率(蛍光ガイド手術群30.0% vs. 従来手術群30.1%)、領域リンパ節転移率(17.2% vs. 17.1%)、疾患特異的生存率(10.1% vs. 8.8%)、全生存率(18.1% vs. 17.6%)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用...