1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. インドの中等症COVID-19、回復期血漿の有効性見られず

インドの中等症COVID-19、回復期血漿の有効性見られず

2020年11月5日  British Medical Journal

インドの公私立病院39施設で、中等症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため入院した成人患者(18歳以上)464例を対象に、回復期血漿投与の有効性を第II相非盲検並行群間無作為化比較試験で検討(PLACID試験)。患者を回復期血漿(200mLを24時間空けて2回投与)+標準治療併用群(介入群)、標準治療単独群(対照群)に割り付けた。 その結果、組み入れ28日後、介入群の19%、対照群の18%に重症化への進行または全死因死亡が発生した(リスク差0.008、95%CI-0.062-0.078、リスク比1.04、95%CI 0.71-1.54)。著者らは、「血漿ドナーと患者の中和抗体価を事前に測定すれば、COVID-19管理での回復期血漿の有用性がさらに明らかになると思われる」と結論を示した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事...