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社会的距離の効果は導入時期がカギ

2020年11月6日  Annals of Internal Medicine

米国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する社会的距離(ソーシャルディスタンス)対策の導入時期と地域の人口規模別にみた感染拡散抑制効果をエージェントベースモデルを用いたシミュレーションを実施。ウィスコンシン州デーン群、同州ミルウォーキー首都圏、ニューヨーク市(NYC)の3地域を対象とした。 その結果、ニューヨーク市では、導入時期を1週間早めた場合、2020年5月31日時点の確定症例数は20万3261例から4万1366例に減少したが、1週間遅らせた場合は確定症例数が140万7600例へと大幅に増加した。導入を遅らせた場合、ウィスコンシン州ミルウォーキー首都圏と同州デーン郡では、導入を遅らせた場合の症例数に差がみられたことから、同じ州内でも地域によって効果が異なることが示唆された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...