コロナ中和抗体LY-CoV555、中用量でウイルス量減少効果確認
2020年11月6日
New England Journal of Medicine
軽症または中等症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)外来患者452例を対象に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の中和モノクローナル抗体LY-CoV555単回投与によるウイルス量抑制効果を第II相プラセボ対照無作為化試験で検討。事前に予定していた中間解析結果が報告された。 その結果、11日時のウイルス量減少対数は全体で平均-3.81で、ウイルスRNAの99.97%以上が除去されていた。中用量(2800mg)群では、プラセボとのウイルス量減少の差が-0.53(95%CI -0.98--0.08、P=0.02)で、ウイルス量はプラセボ群の3.4倍減少した。その他の用量群では、700mg群-0.20(P=0.38)、7000mg群0.09(P=0.70)で、いずれも差は小さかった。2日目から6日目の症状重症度は、LY-CoV555投与群の方がプラセボ群よりもわずかに低かった。COVID-19による入院・救急外来受診率は、LY-CoV555群1.6%、プラセボ群6.3%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメント...
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