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低資源国の早産リスク妊婦、デキサメタゾンで新生児死亡減

2020年11月7日  New England Journal of Medicine

バングラデシュ、インド、ケニア、ナイジェリア、パキスタンの二次または三次病院計29施設で、早産リスクのある妊娠26週0日-33週6日の妊婦2852例(胎児3070例)を対象に、妊娠中のデキサメタゾン投与の安全性および効果を無作為化試験で検証した。 その結果、新生児死亡率はデキサメタゾン群19.6%、プラセボ群23.5%(相対リスク0.84、95%CI 0.72-0.97、P=0.03)、死産または新生児死亡の発生率は25.7%、29.2%(同0.88、0.78-0.99、P=0.04)、母体の細菌感染の可能性(probable)発生率は4.8%、6.3%だった(同0.76)。有害事象発生率に有意差はなかった。試験は便益性が確認されたため2回目の中間解析後に中止された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...