1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 患者に接する医療者と同居家族はコロナ入院リスクが上昇

患者に接する医療者と同居家族はコロナ入院リスクが上昇

2020年11月7日  British Medical Journal

英国スコットランドで、医療従事者とその同居家族の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院リスクを全国リンクコホート研究で検討した。医療従事者15万8445例(そのうち57.3%が患者対応あり)、同世帯家族22万9905例を対象とした。 生産年齢人口(18-65歳)のCOVID-19全入院患者(2097例)のうち17.2%(360例)が医療従事者と医療従事者の同世帯家族だった。年齢、性別、民族等を調整すると、患者対応がない医療従事者(ハザード比0.81、95%CI 0.52-1.26)と同世帯家族(同0.86、0.49-1.51)のCOVID-19入院リスクは一般集団と同等だったが、患者対応がある医療従事者(同3.30、2.13-5.13)とその同世帯家族(同1.79、1.10-2.91)のリスクは患者対応がない医療従事者よりも高くなった。 患者対応がある医療従事者を「初診対応」、「ICU」、「非ICU(エアロゾル発生処置あり)」、「その他」にさらに分類すると、初診対応スタッフのリスクが高かった(同2.09、1.49-2.94)。患者対応がある医療従事者とその同世帯家族の...