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ICIによる関節炎、疾患活動性でがん進行を予測

2020年11月8日  専門誌ピックアップ

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)関連の関節炎患者42例を対象に、がん転帰と関連する臨床的特性を観察研究で検討。追跡期間中央値は7.4カ月だった。 患者の62%に関節リウマチ(RA)様の小関節症状が見られ、27%でリウマチ因子および抗環状シトルリン化ペプチドまたはそのいずれかが陽性だった。受診時のCDAI(Clinical Disease Activity Index)スコア中央値は15で、患者の62%がステロイド全身投与、55%が疾患修飾抗リウマチ薬(DMARD)を要し、69%では6カ月時に関節炎が持続していた。単変量解析で、ベースラインのCDAI、DMARD使用、関節炎の早期発症などが無増悪生存期間短縮と関連を示した。DMARD使用および関節炎発症までの期間で補正した多変量コックス回帰解析の結果、CDAIが、がん進行の有意な予測因子だった(ハザード比1.09、95%CI 1.00-1.19、P=0.05)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・...