側弯症の装具治療効果を3次元画像で確認

思春期特発性側弯症患者46例を対象に、胸腰仙椎装具による固定の治療効果が3次元画像の軸方向断面（axial-plane）パラメータと関連するか前向き縦断コホート研究で検討。患者を装具装着開始から2年以上または外科手術施行まで追跡した。 その結果、弯曲無進行群30例と弯曲進行群16例で、横断面（transverse-plane）パラメータ値に有意差が見られた（固定前の骨盤に対する頂椎の回旋角：4.5°±11.2° vs. －2.4°±9.8°、P＝0.044。固定後1年の骨盤に対する頂椎の回旋角矯正率：2.0°±5.0°/年 vs. －1.7°±4.4°/年、P＝0.016）。ロジスティック回帰分析では、両パラメータ値に弯曲進行のリスク上昇との関連を認めた（回旋角のオッズ比：1.063、95％CI 1.000-1.131、P＝0.049、同矯正率：1.19、1.021-1.38、P＝0.026）。SRS-22のスコアに群間差はなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors...