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術前補助療法後の黒色腫、病理所見でRFS予測

2020年11月9日  専門誌ピックアップ

第II相試験2件でダブラフェニブ+トラメチニブによる術前補助療法を実施した臨床病期III期BRAFV600E/K変異陽性黒色腫患者59例の外科切除標本を用いて、病理組織学的所見による無再発生存期間(RFS)予測能を検討した。 その結果、病理学的完全奏効(pCR)を得た患者はpCRが得られなかった患者よりもRFSが長かった(P=0.005)。治療後の腫瘍に硝子様線維(hyalinized fibrosis)が見られた患者はRFSが長く(P=0.014)、壊死(P=0.026)や未成熟・増殖性線維(P=0.012)があるとRFSが短かった。多変量解析では、pCR不到達と未成熟線維がRFS短縮の独立予測因子だった。pCR患者の成熟または硝子様線維はRFS改善と相関した(P=0.035)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...