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COVID-19入院患者、心不全の既往あると死亡率上昇

2020年11月10日  Journal of the American College of Cardiology

米ニューヨーク市のマウントサイナイ病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者6439例(平均年齢63.5歳、女性45%)を対象に、心不全の既往歴が転帰に及ぼす影響を後ろ向きに解析。国際疾病分類コードで心不全の既往歴があることが確認できた患者データを抽出した。 その結果、心不全既往歴がある患者は心不全既往歴がない患者よりも、入院期間が長く(8日 vs 6日、P<0.001)、機械的換気実施のリスクが高く(22.8% vs. 11.9%、調整オッズ比3.64、P<0.001)、死亡率が高かった(40.0% vs. 24.9%、1.88、P=0.002)。左室駆出率やレニンアンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬使用の有無を問わず、心不全がある患者の転帰はほぼ同じだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投...