1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. HER2陽性乳がん、NACに標的薬2剤上乗せで生存率改善

HER2陽性乳がん、NACに標的薬2剤上乗せで生存率改善

2020年11月10日  Journal of Clinical Oncology

病期II-III期のヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)陽性乳がん未治療患者305例を対象に、パクリタキセルを用いた術前補助化学療法(NAC)への分子標的薬トラスツズマブとラパチニブの上乗せ効果を第III相試験で検討(CALGB 40601試験)。 7年以上の追跡で、パクリタキセル+トラスツズマブ(TH)に比べると、パクリタキセル+トラスツズマブ+ラパチニブは無再発生存期間(ハザード比0.32、95%CI 0.14-0.71、P=0.005)と全生存期間(同0.34、0.12-0.94、P=0.037)が長く、パクリタキセル+ラパチニブには差がなかった。遺伝子発現解析で、8つの免疫シグネチャーに病理学的完全奏効率の上昇および無再発生存期間の伸長と有意な相関が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...