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アルツハイマー病初期に血漿p-tau217が増加

2020年11月10日  専門誌ピックアップ

認知障害のない150例と軽度認知障害(MCI)患者100例を対象に、アルツハイマー病(AD)初期段階での血漿p-tau217(スレオニン217でリン酸化されたタウ)の経時的変化を検討(スウェーデンBioFINDER試験)。最長6年間にわたってp-tau217を繰り返し測定した。 その結果、ADの前臨床期(アミロイドβ陽性・認知障害なし:62例)と前駆期(アミロイドβ陽性・MCI:49例)では、アミロイドβ陰性・認知障害なし(線形混合効果モデルでβ=0.56、P<0.001)とアミロイドβ陰性・MCI患者(β=0.67、P<0.001)に比べて、p-tau217レベルが増加した。その後AD型認知症に移行したMCI患者(40例)は他のMCI患者に比べて、p-tau217レベルが増加していた(β=0.79、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご...