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インフリキシマブ離脱クローン病の再燃予測マーカー特定

2020年11月10日  専門誌ピックアップ

代謝拮抗薬とインフリキシマブの併用療法による臨床的寛解後にインフリキシマブを中止したクローン病患者102例の血清を用いて、短期(寛解後6カ月未満)および中期ないし長期(寛解後6カ月以上)の再燃リスクに関連を示すバイオマーカー候補をプロテオミクスベースの研究で調査した。 その結果、バイオマーカー候補として、短期再燃リスクに関連するタンパク質15種類(ハザード比2.9-16.1、P<0.05)および中期ないし長期再燃リスクに関連を示すタンパク質17種類(ハザード比2.1-4.7、P<0.05)を特定した。層別化および非層別化の両データセットともに、新規マーカーの併用でC反応性タンパクおよび便中カルプロテクチン(再燃予測の現行基準)よりもZスコアが高かったことから、予測能の高さが示された(誤発見率<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください...