リポソームブピバカイン単回投与で疼痛緩和
2020年11月11日
The Journal of Bone & Joint Surgery
外来で関節鏡視下回旋腱板修復術を施行する患者76例を対象に、斜角筋間神経ブロックに用いるリポソームブピバカイン(LB)単回投与の術後疼痛緩和効果を二重盲検無作為化比較試験で検討。患者を対照群(ブピバカイン+デキサメタゾン)、LB群(LB+ブピバカイン)、LBD群(LB+デキサメタゾンとブピバカイン)に割り付けて比較した。 一般化推定方程式モデルで、全評価時(術後0-4日目)の麻薬使用量(経口モルヒネmg当量:MME)は、対照群よりもLB群の方が有意に少なかった(平均差-8.5MME、95%CI -15.4--1.6、P=0.015)。対照群の術後2日目と3日目の麻薬使用量は、LB群(P=0.004、P=0.02)とLBD群(P=0.01、P=0.003)よりも有意に多かった。術後のいずれの時点でも、LBD群とLB群の麻薬使用量に差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。