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女性が筆頭著者になりにくい心不全RCTの特徴

2020年11月11日  Journal of the American College of Cardiology

2000-19年に有力医学雑誌(インパクトファクター10以上)に発表された心不全に関する無作為化比較試験(RCT)403件を対象に、著者に占める女性の割合の経時的傾向、筆頭著者(lead author)が女性でないRCTの特徴を検討した。 その結果、女性が全体に占める割合は筆頭著者15.6%、責任著者(senior author)12.9%、通信担当著者(corresponding author)11.4%で、この割合に経時的変化はなかった。女性が筆頭著者となるオッズが低かったのは、多施設共同試験(オッズ比0.58、95%CI 0.18-0.96、P=0.037)、北米(同0.21、0.08-0.70、P=0.011)または欧州(同0.33、0.09-0.91、P=0.039)で実施された試験、薬物療法を検討した試験(同0.42、0.16-0.97、P=0.043)、男性が責任著者の試験(同0.50、0.21-0.93、P=0.043)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDo...