1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 網膜層の厚さでパーキンソン病患者の認知機能低下を予測

網膜層の厚さでパーキンソン病患者の認知機能低下を予測

2020年11月13日  専門誌ピックアップ

特発性パーキンソン病(iPD)患者の網膜厚の縦断的変化でiPD進行を予測できるかを検討。レビー小体病患者(iPD患者42例、レビー小体型認知症患者4例、E46K-SNCA変異保因者4例)と対照者17例を3年間追跡し、光干渉断層計(OCT)で網膜厚を測定した。 その結果、傍中心窩領域(1-3mmのリング状領域)の網膜神経節細胞+内網状層(GCIPL)厚の減少率が最も大きく、年間萎縮率はiPD患者0.63μm、対照者0.23μmだった(P<0.0001)。ベースラインの傍中心窩GCIPL厚と視神経乳頭周囲網膜神経線維層(pRNFL)厚が低値のiPD患者は、3年時の認知機能低下リスクが高かった(相対リスク3.49、95%CI 1.10-11.1、P=0.03、同3.28、1.03-10.45、P=0.045)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。...