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妊娠中の高温環境曝露で早産・死産リスクが上昇

2020年11月13日  British Medical Journal

妊娠中の高温環境への曝露が早産、死産および出生児の低体重リスクに及ぼす影響を系統的レビューとメタ解析で検討。論文175報、データ1万4880件をふるいにかけ、27カ国(そのうち7カ国が低・中所得国)の研究70件を解析対象とした。 研究47件中40件で、高温環境の方が低環境温度よりも早産が高頻度に発生していた。ランダム効果メタ解析で、早産のオッズは、温度1°C上昇当たり1.05倍、熱波の期間中に1.16倍となった。28件中18件で、低出生体重に高温環境との関連を認めたものの、統計学的な不均一性が大きかった。8件中全件で、死産に温度との関連が示され、死産のオッズは温度1°C上昇当たり1.05倍となった。社会経済的地位が低い女性および超高齢女性で、温度と転帰との関連が最も大きかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこ...