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COVID-19入院患者、レムデシビルで入院期間が短縮

2020年11月13日  New England Journal of Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院し下気道感染がある成人患者1062例を対象に、レムデシビル静注の効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討した。 その結果、回復期間中央値はレムデシビル投与群10日、プラセボ投与群15日だった(回復率比1.29、P<0.001、ログランク検定)。8項目順序尺度を用いた比例オッズモデルによる解析では、レムデシビル群の方がプラセボ群よりも、15日目に臨床的改善を示す傾向にあった(実際の疾患重症度で調整した後のオッズ比1.5、95%CI 1.2-1.9)。カプラン-マイヤー推定値による15日目までの死亡率はレムデシビル群6.7%、プラセボ群11.9%、29日目までの死亡率はレムデシビル群11.4%、プラセボ群15.2%だった(ハザード比0.73)。重篤な有害事象が報告されたのは、レムデシビル群24.6%、プラセボ群31.6%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、...