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眼科OCT画像で頭蓋内圧が予測可能

2020年11月14日  JAMA Ophthalmology

特発性頭蓋内圧亢進症の女性患者104例を対象に、頭蓋内圧(ICP)測定の代理値としての乳頭浮腫を呈する視神経乳頭の光干渉断層撮影(OCT)画像所見の有用性を縦断コホート研究で検討。コホート1(15例、平均年齢28.2歳)は遠隔測定ICPセンサーを装用し、コホート2(89例、31.8歳)はベースライン、3、12、24カ月時に腰椎穿刺でICPを測定した。 コホート1の乳頭周囲の網膜神経線維層、視神経乳頭、黄斑などの画像を解析した結果、視神経乳頭中央部の厚みにICPと最も強い関連が認められた(右目:r=0.60、P=0.02、左目:r=0.73、P=0.002)。コホート2では視神経乳頭中央部の厚さとICPに縦断的(12および24カ月時)相関が確認された。ブートストラップ法を用いた代替解析で、12カ月時の視神経乳頭中央部の厚さ50μm低下にICPの5cm H2O低下との関連が認められるなど、視神経乳頭中央部の厚さとICP変化に全評価時点で正の関連が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿で...