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低Na血症の高張食塩水は持続注入よりボーラス注入

2020年11月14日  JAMA Internal Medicine

中等症ないし重症の症候性低ナトリウム(Na)血症患者178例を対象に、高張食塩水の急速間欠ボーラス注入(RIB)と緩徐持続注入(SCI)療法の過剰補正リスクを無作為化臨床試験で比較した(SALSA試験)。 その結果、RIB群とSCI群の過剰補正発生率は同等だった(17.2% vs. 24.2%、P=0.26)が、RIB群の再治療の発生率がSCI群よりも低かった(41.4% vs. 57.1%、P=0.04、治療必要症例数6.3)。グルコース補正血清ナトリウム(sNa)濃度上昇と症状の改善効果に群間差はなかったが、RIBはSCIと比較して、1時間以内の目標補正率達成に優れた有効性を示した(intention-to-treat解析:32.2% vs. 17.6%、P=0.02、治療必要症例数6.8、per-protocol解析:29.2% vs. 16.4%、P=0.07)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが...