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インド製ロタワクチンRotavac、腸重積症との関連認めず

2020年11月18日  New England Journal of Medicine

インドで、経口ロタウイルスワクチン(Rotavac)の市販後調査データを用いて、接種後の腸重積症発症リスクを評価。27施設で腸重積症(Brighton分類レベル1)の乳児970例を登録し、28-365日齢の乳児589例のリスク期間内(ワクチン接種後1-7日、8-21日、1-21日)の腸重積症の相対発症率(リスク期間外と比較)を自己対照症例集積解析で評価した。 初回接種後の腸重積症相対発症率は、リスク期間1-7日では0.83(95%CI 0.00-3.00)、8-21日では0.35(95%CI 0.00-1.09)だった。2回目(相対発症率:リスク期間1-7日0.86、95%CI 0.20-2.15、リスク期間8-21日1.23、0.60-2.10)と3回目(同1.65、0.82-2.64、同1.08、0.69-1.73)でも、ほぼ同じ結果が得られた。年齢、性、地域をマッチさせた症例対照解析で、腸重積症発症リスクの上昇は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctor...