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妊娠高血圧症候群の高血圧リスクは分娩6カ月後が最も高い

2020年11月19日  専門誌ピックアップ

妊娠高血圧症候群(HDP)既往女性の出産後2年以内の高血圧発症率を観察研究の系統的レビューとメタ解析で検討。MEDLINE、EmbaseおよびCochraneデータベースを検索し、HDPと正常血圧での妊娠後の高血圧有病率を最長2年間比較した観察研究を対象とした。 HDP群の28.4%、正常血圧群の9.1%が、妊娠後2年以内に高血圧の診断を受けた(オッズ比 6.28、95%CI 4.18-9.43、I2=56%)。HDP群の高血圧リスクは、出産後6カ月の方が(オッズ比18.33、95%CI 1.35-249.48、I2=84%)、出産後6-12カ月(同4.36、2.81-6.76、I2=56%)や出産後1-2年(同7.24、4.44-11.80、I2=9%)よりも有意に高かった。下位集団解析で、HDP後および妊娠高血圧腎症後の分娩後高血圧発症リスクに同様の増加が見られた(同5.75、3.92-8.44、I2=49%、同6.83、4.25-10.96、I2=53%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、...