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電子たばこ+カウンセリングによる禁煙が短期的な有効性示す

2020年11月19日  Journal of the American Medical Association

カナダの17施設で、禁煙への意欲がある成人376例(平均年齢52歳、47%が女性)を対象に、電子たばこ+個別カウンセリングの禁煙効果を検討。被験者をニコチン含有電子たばこ使用+個別カウンセリング群、ニコチン非含有電子たばこ使用+個別カウンセリング群、個別カウンセリング単独群に無作為に割り付けた。 その結果、ニコチン含有電子たばこ群の12週間後の禁煙点有病率が個別カウンセリング単独群よりも有意に高かった(21.9% vs. 9.1%、リスク差12.8、95%CI 4.0-21.6)が、24週間後の点有病率には有意差がなかった(17.2% vs. 9.9%、同7.3、−1.2-15.7)。ニコチン非含有電子たばこ群と個別カウンセリング単独群を比較すると、12週間後の禁煙点有病率に有意差はなかった(17.3% vs. 9.1%、同8.2、−0.1-16.6)が、24週間後の点有病率はニコチン非含有電子たばこ群の方が有意に高かった(20.5% vs. 9.9%、同10.6、1.8-19.4)。有害事象発現率はニコチン含有電子たばこ群94%、ニコチン非含有電子たばこ群93%、個別カウンセリング...