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泌尿器科臨床試験、依頼者種別が早期中止率に関連

2020年11月20日  専門誌ピックアップ

2007-19年のClinicalTrials.govの試験登録とPubMed/MEDLINE公開データを用いて、泌尿器領域の臨床試験の早期中止、結果報告および結果の公開状況を包括的に評価した。 試験8636件中3541件(41.0%)が完了し、999件(11.6%)が中止されていた。完了した試験の26.9%が結果を報告し、21.6%が論文として発表されていた。試験依頼者に、学術機関(53.1%)、企業(37.1%)、米国政府(9.8%)があった。試験依頼者が企業の試験に比べ、学術機関(調整ハザード比0.81、95%CI 0.69-0.96、P=0.012)と政府(同0.62、0.49-0.78、P<0.001)の試験は早期中止率が低かった。政府が依頼した試験は報告率(調整オッズ比1.72、95%CI 1.17-2.54、P=0.006)と論文発表率(同1.89、1.23-2.89、P=0.004)ともに高く、学術機関が依頼した試験は報告率(同0.65、0.48-0.88、P=0.006)が低く、公開率(同1.72、1.25-2.37、P<0.001)が高かった。 この記事への読者の...