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成人早期・中年期の賃金労働従事で60歳以降の記憶力低下抑制か

2020年11月20日  専門誌ピックアップ

米国でHealth and Retirement Studyに参加した55歳以上の米国人女性6189例を対象に、16-50歳の間の仕事や家族構成の経験と55歳以降の記憶力の関連を調査した。参加女性を仕事や結婚、子どもの有無などで5つに分類(子どもがいない働く女性488例、仕事をしている既婚の母親4326例、仕事をしている未婚の母親530例、仕事をしていない未婚の母親319例、仕事をしていない既婚の母親526例)。平均12.3年追跡し、年齢、人種、小児期の社会経済的状態、学歴等で補正した線形混合モデルで記憶力低下との関連を評価した。 その結果、55-60歳の記憶力スコアは5つの分類の間で同等だったが、60歳以降になると、出産後に賃金労働に従事しなかった女性の平均記憶力低下率は、仕事をしている母親よりも50%高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認...