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抗凝固療法で間質性肺疾患患者の死亡・移植リスク上昇

2020年11月21日  Chest

Pulmonary Fibrosis Foundationレジストリに登録された間質性肺疾患(ILD)患者1911例を対象に、抗凝固療法と転帰の関連を検討。抗凝固療法実施率は9.1%だった[直接経口抗凝固薬(DOAC)4.9%、ワルファリン4.2%]。 その結果、死亡または移植リスクは、抗凝固療法なし群に比べDOAC群で2倍、ワルファリン群で2.5倍超高かった。交絡変数で調整すると、DOACに死亡リスク上昇との関連は見られなかったが、ワルファリンではリスクが高いままだった。特発性肺線維症患者の解析で、ワルファリンにのみ無移植生存率の低下との関連を認めた。ワルファリン群とDOAC群の生存率に統計的有意差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...