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マインドフルネス瞑想でPOAGの眼圧低下

2020年11月21日  専門誌ピックアップ

インドの三次眼科医療施設で、線維柱帯切除術を予定している点眼薬で制御不良な原発性開放隅角緑内障(POAG)患者60例を対象に、マインドフルネス瞑想(MM)の眼圧および線維柱帯遺伝子発現[trabecular meshwork (TM) gene expression]への効果を無作為化比較試験で検証した。 その結果、眼圧は、MM+点眼薬群でベースライン20.16±3.3mmHgから3週時15.05±2.4mmHg(P=0.001)、点眼薬単独群で21.2±5.6mmHgから20.0±5.8mmHg(P=0.38)へと、MM+点眼群で有意に低下した。眼圧の変化量は5.0±1.80mmHg、0.20±3.03mmHgとMM+点眼薬群で有意に高かった(P=0.001)。遺伝子発現解析で、点眼薬単独群に比べMM+点眼薬群で一酸化窒素合成酵素(1および3)と視神経保護遺伝子の有意な上方制御、炎症誘発遺伝子の下方制御が見られた(P=0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors...