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進行卵巣がん、NACT実施例でサルコペニア増

2020年11月21日  専門誌ピックアップ

1次腫瘍減量手術(PCS)または術前補助化学療法/中間期腫瘍減量手術(NACT/ICS)にトリアージされた病期IIIC/IV期上皮性卵巣がん(EOC)患者285例を対象に、治療前後の体組成測定値(BCM)の変化を評価した。 その結果、NACT群ではPCS群よりサルコペニア発生率が有意に高く(40.0% vs. 27.5%、P=0.04)、骨格筋面積(107.3cm2 vs. 113.4cm2、P=0.004)および骨格筋ゲージ[1344.6(cm2×HU)/m2 vs. 1456.9(cm2×HU)/m2、P=0.06]の平均値が低かった。NACT/ICS群で手術時に-1.4cm2/m2の平均骨格筋指数(SMI)の有意な低下が見られ、ベースラインに比べサルコペニア有病率が有意ではないが増加した(40.8% vs. 50.0%、P=0.09)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...