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学校のいじめ対策プログラムは有効、精神的健康改善にも寄与

2020年11月22日  JAMA Pediatrics

学校のいじめ対策プログラムの有効性、生徒への影響、調整変数と転帰の関連をメタ解析で検討。無作為化比較試験69件で検討した計11万1659人(介入群5万6511人、対照群5万5148人)を最終的な解析対象とした。 その結果、学校のいじめへの介入はいじめの減少(効果量-0.150、95%CI -0.191--0.109)と不安、うつ病などの精神的健康問題の改善(同-0.205、-0.277--0.133)に有効で、全生徒を対象とする全体的介入のpopulation impact number(介入により1件の事象を予防できる集団全体に含まれる子どもの数)はそれぞれ147、107だった。介入期間(平均29.4週)と有効性に統計的有意な関連はなかった。いじめ対策プログラムの有効性は追跡期間(平均30.9週)を通じて低下しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォーム...