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アスピリン1次予防が有益な人をCACスコアで特定できるか

2020年11月22日  専門誌ピックアップ

Dallas Heart Studyに参加したアテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)のないアスピリン非服用者2191例を対象に、冠動脈石灰化(CAC)スコアで、アスピリンによる1次予防の有益性が得られる人を特定できるかを前向き集団コホート研究で検討した。 その結果、CACスコアに関係なく、アスピリンは10年ASCVDリスクが5%未満および5-20%の人では純損害、20%以上の人では純便益が得られることが推定された。出血リスクが低い人では、CACスコア100以上がアスピリンによる純便益を得られる人が特定できたが、これは10年ASCVDリスクが5%以上の人に限られた。出血リスクが高い人では、CACスコアとASCVDリスクに関係なく、アスピリンによる純損害があることが示された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこ...